2013/09/07

Airbus Military A400M

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エアバス・ミリタリーのA400M輸送機です。フランス、ドイツ、イギリス、スペイン、トルコなどが採用を決めています。

日本で開発中のC-2とほぼ同規模で、同じ時期に開発をしたり、トラブったりしています。ただ、大型機の開発に慣れているエアバスですから、フランス空軍に初号機を引き渡すなど、最近は順調なようです。心配なのはエンジンです。新型機に新型エンジンを採用するのはギャンブルで、不慣れな大出力ターボプロップですからなおさらです。日本のC-2が民間機輸送機で実績のあるCF6を採用したのと対照的です。

タトゥーでのデモフライトは軽荷重でしょうから、バンクを90度ぐらい振って急旋回するなどなかなか見応えのあるものでした。最近の軍用輸送機は離着陸時に肩撃ち式の携帯SAMに狙われないように、スパイラル降下したり急上昇したり結構な運動性が求められているのかもしれません。




2013/08/29

VC-10 K3

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今年のエア・タトゥーへ行きたかったもうひとつの理由が、このVC-10です。今年の9月か10月でイギリス空軍から全機退役です。すでに民間での運用が終わっていますから、ホントに最後のVC-10です。

アメリカのボーイング707やDC-8の後塵を拝しながら、イギリス航空界が意地で完成させた長距離ジェットエアライナーです。BOACの要求で標高の高いケニア・ナイロビ空港での運用できるようにするため、主翼全幅に高揚力装置が配置できるリアジェット方式を採用しています。エンジンは当然ロールス・ロイス製です。イギリスのエアラインと中東やアフリカの旧植民地のエアライン、イギリス空軍などへ64機が生産されました。

イギリス空軍は新造機とエアラインの中古機を輸送・空中給油機として運用してきましたが、エアバスA330改造のボイジャーが配備されたため退役となりました。

流行のロービジ塗装ですが、以前の白とグレーのカラーリングが似合っていました。低バイパス比のエンジンですから、結構うるさいのが印象的でした。






2013/08/27

アブロ・バルカン

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今年の7月、イギリス・フェアフォード基地で開催されたロイヤル・インターナショナル・エア・タトゥーへ行ってきました。お目当ては画像のアブロ・バルカンです。

バルカンは1956年から84年までイギリス空軍で運用された戦略爆撃機です。当時のイギリス空軍はバリアント、ビクター、バルカンと3機種もの戦略爆撃機、3Vボマーを開発して配備していました。現代の目で見るといずれも試作機のような機体で、ジェット機の形態がいろいろと模索されていた時期であり、どれがいいのか分からなくてとりあえずいろいろ作りました的な感じです。

この3Vボマーの中でも異彩を放つのがバルカンで、デルタ翼というか大きな蛾のような主翼の機体です。運用期間が永い割りには実戦参加はフォークランド紛争のみで、往復1万2,000キロの長距離爆撃を敢行しました。このときは1機のバルカンをアセンション島からフォークランド島を爆撃させるのに、10機もの空中給油機が用意された大作戦でした。戦果はたいしたことはなかったのですが、イギリス軍の本気度を知らしめアルゼンチン軍を守勢に転じさせました。

…で、このバルカンですが、民間の有志が寄付を集めて復元・飛行させているものです。イギリス人の空軍力に対する支持・信頼感は半端ではないのです。しかし、エアフレームやエンジンなど大規模な修理が必要になり、必要な費用は莫大で今後どうなるかは不透明だそうです。





2012/12/05

USAF 57WG/64AGS F-16C その2

F-16Cアグレッサーの続きです。



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エアショー2日目の日曜に飛行した機体です。もう1機は土曜と同じ#99でした。やっぱり青系の方がカッコいいですね。残念!



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これは地上展示というかサンシェルターの中に駐機していました。隊長機ですかね?



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アラスカ州イールソン空軍基地354FW/18AGSの機体です。雪と氷のアラスカらしい極地迷彩です。コイツが見られるとはラッキーでした。数あるアグレッサーのなかでもダントツにカッコいい。

こんなにカッコいいF-16Cですが、早くもフルスケール・ターゲット・ドローン(無線操縦の標的機)への改造が始まりました。一応再利用可能としていますからボコボコ落しはしないのでしょうが、当たり所が悪ければ落ちてしまいます。もったいないなあ。





2012/12/01

USAF 57WG/64AGS F-16C

F-16というのは大好きな戦闘機ですが、カラーバリエーションに欠けるのが数少ない難点です。そういう意味ではアグレッサーは嬉しい被写体です。



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いかにもアグレッサーらしいブルー系のカラーリングです。F-16のシンプルなスタイルにピッタリです。



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ちょっと泥臭いカラーリングです。どこの機体をシミュレートしているのでしょう。

この2機のF-16はエアショーでも敵役で、ロシア風の音楽をバックに登場しますが、最後にはF-15Cイーグルに蹴散らされてしまいます。

画像は両方とも離陸時で、サービスのつもりか2本ある滑走路の近いほうを使ってくれました。ほかが遠いほうの滑走路だったので、長いレンズで待ち構えていたら「アレアレ」と慌ててしまいました。